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矯正で若々しく見える?|口元のバランスと顔貌印象の科学的根拠
2025.07.31
歯並びについて

矯正で若々しく見える?|口元のバランスと顔貌印象の科学的根拠

「最近、なんだか老けた気がする」「口元のもたつきが気になる」——そんなお悩みを抱える20代後半〜40代の女性にこそ知っていただきたいのが、矯正治療による“印象の若返り”です。
本記事では、「E-line(エステティックライン)」「ガミースマイル」「唇の下がりすぎ」といったキーワードをもとに、最新の研究や心理的評価に基づいた“矯正と若々しさの関係”について、わかりやすく解説します。

H2:E-lineと印象|横顔が整うと若々しく見える理由

E-line(エステティックライン)とは、鼻先と顎先を結んだ直線であり、このラインより上下唇が少し内側または触れる程度に収まると、横顔のバランスが良いとされています。
歯並びやかみ合わせが原因で口元が前に出ていると、唇がE-lineより前方に突出し、顔の印象が“間延び”して見えることも。
矯正治療で前突を改善すると、E-lineに近づき、口元が引き締まり、清潔感や若々しさを感じる印象へと変化します[1]。

H2:ガミースマイルと印象|歯ぐきが見えすぎる笑顔は若さのサイン?

笑ったときに歯ぐきが3mm以上見える状態を「ガミースマイル」と呼びます。
一般的にガミースマイルは「子どもっぽい印象」「口元に目がいきやすい」と評価されやすく、歯科医や審美研究では不自然と判断されることも多いのが現実です[2]。
一方、歯ぐきの露出量は加齢で減少する傾向があり、ある程度の歯ぐき露出は“若さ”のサインとして肯定的に捉えられるケースもあります[3]。
ただし、4mmを超えると“目立ちすぎてしまう”という報告があり、矯正治療により前歯の位置や上唇の動きを調整することで、自然で若々しい笑顔に近づけることができます。

H2:唇の下がりすぎは老け顔の原因?|ボリュームと位置が与える印象

加齢とともに唇のボリュームは減少し、口角が下がり、人中が伸びるなどの変化が起こります。
とくに、矯正後に前歯を大きく下げすぎてしまうと、唇の支えが失われ、“唇が下がりすぎて老けて見える”リスクがあります。
そのため、治療設計では「E-lineだけでなく口元の立体感・ハリも重視」すべきです。
口元を必要以上に引っ込めることなく、“ふっくらとした前後バランス”を保つことが、若々しさの鍵となります[4]。

H2:顔の印象は口元で決まる|心理的印象評価から見た“矯正の効果”

口元は、顔全体の印象を大きく左右する要素のひとつ。
心理学的な研究では、「上下の唇が厚く、やや前方にある」プロファイルが若々しく魅力的と評価されやすいことが明らかになっています[1]。
また、「口元が整っている人は知的で健康的に見える」といった報告もあり、矯正治療は単に歯並びを整えるだけでなく、対人印象を向上させる効果も期待できます。

H2:世代別の“美しさ”の基準は違う?|20代〜40代女性の傾向

年齢によって「美しい」とされる口元の基準は異なります。
20代では唇がやや厚めで、ボリュームのある口元が好まれる一方、40代ではE-lineに近く、やや引き締まった印象が支持される傾向にあります。
自分の年齢や骨格に合わせた矯正デザインが、自然な若々しさを引き出すポイントとなるのです[5]。

H2:矯正で変わるのは“見た目”だけじゃない|自信と笑顔を取り戻す

「笑うと口元が気になる」「前歯が出ていて写真に写るのが嫌」——そんな悩みは、自信の低下にもつながります。
矯正によって歯並びと顔貌バランスが整うと、自信を持って笑えるようになり、表情そのものが明るく若々しくなる方も少なくありません。
見た目の変化だけでなく、“表情の豊かさ”や“コミュニケーションの質”も向上するのが、矯正治療のもう一つのメリットです。

H2:信頼できる矯正医と一緒に、理想の口元を目指そう

矯正治療は医療行為であり、見た目だけを重視した過度な治療は逆効果となることもあります。

だからこそ、信頼できる矯正歯科医とともに、科学的根拠に基づいた治療計画を立てることが重要です。

当院では、まず精密検査を実施し、歯や骨格の状態を正確に把握したうえで、治療後の顔貌変化を予測したシミュレーション図を作成しています。

そのうえで、患者さまの「口元を引っ込めたい」「笑った時の歯ぐきが気になる」といったご希望に応じて装置や治療計画を調整し、理想の口元に近づけるよう取り組んでいます。

「E-lineだけで判断しない」「笑顔全体のバランスを見る」といった総合的な審美・機能評価の視点を持つ医院を選ぶことが、失敗しない矯正の第一歩になります[1]。


H2:まとめ・参考情報|矯正は“若さ”と“印象”を自然に整える選択肢

矯正治療は、単なる歯並びの問題を超えて、顔全体の印象や年齢感に影響を与える大切な選択です。
E-line、ガミースマイル、唇の位置など、細かなバランスを見極めることで、「自然な若々しさ」に近づくことができます。
気になる方は、まずは矯正専門医院で相談してみてください。

H3:参考文献

[1]Alshammari, A.F., et al. (2023). The perception of lip position and profile divergence among laypersons, dental students, and orthodontists. BMC Oral Health, 23, Article 641. https://doi.org/10.1186/s12903-023-03537-3
[2]Al-Jewair, T.S., et al. (2023). The influence of gingival display on smile attractiveness in Saudi adults: A cross-sectional study. Scientific Reports, 13, Article 11799. https://doi.org/10.1038/s41598-023-45641-y
[3]Negrutiu, M., et al. (2022). Gingival Display and Smile Esthetics: Perceptions of Laypersons and Dental Professionals. Medicina, 58(9), Article 1265. https://doi.org/10.3390/medicina58091265
[4]Wollina, U. (2013). Perioral rejuvenation: restoration of the upper lip. Clinical Interventions in Aging, 8, 1147–1153. https://doi.org/10.2147/CIA.S47253
[5]Shimomura, T., et al. (2011). Preferred lip positions of Japanese female patients and orthodontists. American Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics, 140(4), 538–545. https://doi.org/10.1016/j.ajodo.2010.12.019

のばた矯正歯科は、大阪府堺市南区・泉北ニュータウンにある歯並び、噛み合わせ治療専門の歯医者さんです。泉北高速鉄道「光明池駅」から徒歩2分に位置し、南海泉北線沿線にお住まいの皆さまに幅広くご来院いただいております。
対応可能な治療内容は、小児矯正、成人矯正、表側矯正、裏側矯正(リンガル矯正)、マウスピース矯正(インビザライン)など多岐にわたります。
「目立ちにくい矯正がしたい」「口元をしっかり下げたい」「できるだけ抜歯は避けたい」「子どもの歯並びが気になる」など、患者さま一人ひとりのご希望に合わせた治療計画をご提案しています。
泉北ニュータウンを中心に、以下の南海泉北高速鉄道(泉北高速線)沿線駅からも多数の患者さまにお越しいただいています。
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