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矯正とホワイトニングは同時にできる?|治療タイミングと注意点を解説
2025/07/28
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歯の矯正について

矯正とホワイトニングは同時にできる?正しい順番と注意点を解説

歯並びと歯の白さ、どちらも口元の美しさを左右する重要な要素です。
「矯正治療中にホワイトニングできるの?」「どのタイミングで白くすればいいの?」といった疑問を抱く方も多いでしょう。
本記事では、矯正とホワイトニングの適切な順番や方法、矯正装置の種類別の注意点についてわかりやすく解説します。

①矯正とホワイトニングは同時に可能?|基本的には治療段階で判断が必要

結論から言うと、矯正治療中にホワイトニングできるかは装置の種類や目的によって異なります
例えばマウスピース型矯正装置(インビザライン、エンジェルアライナーなど)の場合は同時進行もできる場合がありますが、表側のワイヤー矯正では難しいケースもあります。
【ポイント】
    • 矯正前:全体的な歯並びが整っていないとホワイトニング効果が均一にならない可能性がある
    • 矯正中:いずれの場合も、ホワイトニング効果が不均等になる
    • 矯正後:全ての歯の表面が露出しており、最も効果的に白くできるタイミング

②矯正装置別に見るホワイトニングの可否|装置の特徴を知って適切に判断

矯正装置の種類によってホワイトニングの適応が変わります。
装置の種類 ホワイトニングの可否 コメント
マウスピース型矯正 〇可能 ホームホワイトニング併用の可能な場合も
表側ワイヤー矯正 △制限あり ブラケット部分は白くならない
裏側矯正(リンガル) 〇可能 表面に装置がないため、ホワイトニングと相性が良い
部分矯正 △ケースによる 対象の歯以外なら可能な場合も
装置の選択時に「ホワイトニングも希望している」旨をあらかじめ矯正医に伝えることが大切です。

③ホームホワイトニングのメリット|矯正と併用しやすく安全性も高い

ホームホワイトニングは矯正治療中に併用できる場合が多く、時間をかけて自然な白さを実現できます。
【特徴】
    • ご自身でマウスピースに薬剤を入れて使用(1日2時間程度〜就寝中)
    • オフィスに比べて白さの安定感が高い
    • マウスピース矯正との親和性が高いがマウスピース矯正中に「アタッチメント」が付与されている場合は注意が必要です。
アタッチメントとは、歯の表面に設置される小さな突起物で、歯の移動をより正確に行うために使われますが、これがある部分には薬剤が行き渡らず、ホワイトニング効果にムラが生じるリスクがあります。
【注意点】
    • アタッチメントの位置によっては、矯正終了後に再度ホワイトニングが必要になる場合がある
    • 薬剤の取り扱いを誤るとアタッチメントの脱離や変色の可能性があるため、歯科医師の指導のもと使用することが重要
このように、ホームホワイトニングは優れた選択肢ですが、装置の状況を踏まえた上での個別判断が求められます。

④オフィスホワイトニングは矯正後や裏側矯正中に最適|短期間で効果を出したい方に

オフィスホワイトニングは歯科医院で専用機器を使って施術する方法で、即効性があります。
【適したタイミング】
    • 矯正後(特にイベントや写真撮影が控えている方)
    • リンガル矯正中(裏側矯正):歯の表側に装置がついていないため、ホワイトニング薬剤が歯全体に行き渡る
表側矯正中の場合はブラケットやワイヤーが邪魔になり、ホワイトニング効果にムラが出やすいため、オフィスホワイトニングには適しません。
一方、リンガル矯正は装置が裏側にあるため、表面全体に薬剤を塗布でき、ホワイトニングとの相性が非常に良いとされています。
治療直後はエナメル質がややデリケートになっているため、施術時期については歯科医師の判断を仰ぎましょう。

⑤対象年齢とホワイトニング適応|10代〜50代の注意点を解説

ホワイトニングは基本的に18歳以上が適応とされていますが、矯正治療と併用する際は年齢による注意点も必要です。
【年齢別ポイント】
    • 10代(中高生):エナメル質が未成熟なためホワイトニングは慎重に
    • 20〜30代:歯の色が気になり始める年代で、矯正と併用する方も多い
    • 40代〜50代:加齢による黄ばみに対して効果が期待できるが、知覚過敏のリスクが高まるため注意
※未成年のホワイトニングは保護者の同意と歯科医師の慎重な判断が必要です。

⑥ホワイトニングの注意点|矯正治療中に避けたいトラブルとは

矯正とホワイトニングを併用する際には、以下の注意点を把握しておきましょう。
【注意点】
    • 矯正装置の接着部が剥がれるリスクがある
    • ホワイトニング薬剤が歯肉や装置に影響を与えることがある
    • 終了後に「ブラケット跡(ホワイトスポット)」が出ることがある
矯正中にホワイトニングを希望する場合は、必ず矯正歯科医と連携を取ることが大前提です。

⑦信頼できる歯科医院を選ぶことが大切|矯正もホワイトニングも専門的な判断を

矯正とホワイトニングの併用には専門的な知識と経験が不可欠です。
特にホワイトニングに対して過剰な表現や「必ず白くなる」などの断言をする医院には注意が必要です。
【選び方のポイント】
    • 医療広告ガイドラインを遵守している
    • 治療前に十分な説明とカウンセリングがある
    • 矯正と審美歯科の両方に対応した医院である
当院では、矯正治療とホワイトニングの両立を目指す患者さまにも、的確なタイミングと方法をご提案しています。
安心して治療を進めていただくために、まずはご相談ください。

まとめ

矯正治療とホワイトニングは同時に行えるケースもありますが、適切な順番と装置の選択、歯科医師との連携が欠かせません
美しい口元を手に入れるために、「いつ、どんな方法で白くするか?」を正しく判断しましょう。

のばた矯正歯科は、大阪府堺市南区・泉北ニュータウンにある歯並び・かみ合わせ専門の歯医者さんです。泉北高速鉄道「光明池駅」から徒歩2分に位置し、南海泉北線沿線にお住まいの皆さまに幅広くご来院いただいております。
対応可能な治療内容は、小児矯正、成人矯正、表側矯正、裏側矯正(リンガル矯正)、マウスピース矯正(インビザライン)など多岐にわたります。
「目立ちにくい矯正がしたい」「口元をしっかり下げたい」「できるだけ抜歯は避けたい」「子どもの歯並びが気になる」など、患者さま一人ひとりのご希望に合わせた治療計画をご提案しています。
泉北ニュータウンを中心に、以下の南海泉北高速鉄道(泉北高速線)沿線駅からも多数の患者さまにお越しいただいています。
中百舌鳥駅 深井駅 泉ケ丘駅 栂・美木多駅 光明池駅 和泉中央駅
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